一口に腰痛と言っても、様々なケースがあるので断定的には言えませんが、慢性的な腰痛、あるいはぎっくり腰などを軽減させるエクササイズはあります。
腰が痛いという時は、痛くない方向に運動するのが基本。これは、心地よい方向に身体を動かして筋骨格系の歪みを取る「操体法」という矯正法の応用です。
腰を後ろに反ると痛い、前に曲げるのは痛くないという場合は、腰を前に曲げる運動をたくさん行いましょう。
逆に前に曲げると痛い、反るのは楽という場合は、バックエクステンションと言って、後方に反る運動を行うといいです。「操体法」は軽く何回か行うと即効的な痛みの軽減に効果的です。
痛みが改善した場合は、また繰り返さないように、予防策が大事になります。腰痛の場合は、背骨の腰椎を腹筋と背筋で支えているわけですが、特に日本人の場合はお腹のインナーマッスルが弱いと言われています。お腹のインナーマッスルが弱いために、お腹の中の腹圧も弱くなり、骨盤や背骨の安定性が悪くなります。すると骨盤の歪みをつくり、背筋に負担がかかり、腰痛を発症しています。腰痛の根本的な改善のためにも、歪みを治すと同時に筋肉を鍛えることが大切です。